世界に広まりつつある太陽熱発電

太陽熱発電はまだ始まったばかりだが、2050年には全世界で年間発電量約4750TWHに達すると予測されている。
これは、世界の総発電電力量の約10%に相当する可能性がある。直射光が強い中東、アフリカ、北米、インド地域が有望な発電場所になっているが、日本では直射光に乏しく太陽熱発電には適していない。太陽熱発電は、世界的に将来の基幹エネルギーの一つと期待されており、高度技術を有する日本企業の海外展開が期待されている。

⇒世界各国の発電所事情
■2010年

□イタリア
イタリアの電力大手エネルがシチリア島南東部シラクーザ近郊に、溶融塩を熱伝導流体として使用する太陽熱発電所「アルキメーデ」を開設。
太陽熱を長時間蓄積して夜間や曇りの日でも発電が可能。約3万平方メートルの鏡で太陽光を集光し、溶融塩が入った5400メートルのパイプを熱する。
熱せられた溶融塩の熱で蒸気を作り、隣接する複合発電施設のタービンを回して発電する。
発電能力は約5メガワットであり、年間およそ2100トンの石油を節約可能、二酸化炭素排出量も約3250トン削減できる計算になる。
□アラブ首長国連邦
アラブ首長国連邦のアブダビでアブダビ未来エネルギー公社は仏石油大手トタル、スペインのアベンゴア・ソーラーと、世界最大の太陽熱発電所を建設する契約を結んだ。CEOは会見で「アブダビを再生可能エネルギーの国際的な主要な供給源にする」と語っている。この太陽熱発電所では、毎年17万トンの二酸化炭素が削減可能。発電所の面積は2.5平方キロで、出力は100メガワット。約2年後に完成する。

■2009年

□アメリカ
米国陸軍が、カリフォルニア州の砂漠に出力500メガワットの太陽熱発電所の建設を建築中。
世界最大規模の再生可能エネルギー発電所の1つとなる。アーウィン駐屯地は、基地の面積は1万4000エーカー(約5600万平方メートル)あり、そのほとんどが更地となっている。
米軍は米国内の至るところで、一定したエネルギー需要がある基地があり、基地の隣には広大な土地を所有しているところも多いという。
アーウィン駐屯地の太陽熱発電所の建設には少なくとも総額15億ドルが必要で、2022年までには発電準備が整う予定である。
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