太陽熱発電のデメリットって?

太陽熱発電では、効率的な発電をするためには、できる限り日照時間の長い土地が必要となってくる。効率性を考えると、大型の設備が必要となるとともに十分な熱量確保のため広大な「受光面積」も必要です。つまり、大規模な面積の土地が必要。結果的に、導入時の設備コストがかなり高価なものとなる。

■太陽光発電と比べると

太陽熱発電には、太陽光発電と比べて、24時間の発電が可能という長所があるのです。
太陽光発電が利用する光を保存しておくことは不可能ですが、太陽熱発電は熱エネルギーを利用するものなので、昼間に熱を蓄えておくことにより、夜間の発電も可能であるとされています。

太陽熱発電にとって短所となる太陽光発電との違いとしては、相当な広さの土地が必要となることです。効率的に発電するためには、太陽光発電と比べると大型の設備、十分な熱量を獲得するためのより広い受光面積が必要となります。そのため太陽光発電のように、都市部の建物の屋根や壁面に手軽に設置するものではないのです。現在まで設置された発電所の多くは、試験的なものを含め、地価の低い、乾燥した地域のものが多いです。

広大な土地が必要となってくる問題は、アメリカやオーストラリアなど乾燥した広大な土地がある国ではさほど問題ではありませんが、国土が限られた日本においては致命的な欠点となっており、太陽熱発電に対する注目度は日本では低いのが現状です。

過去には1981年香川県三豊郡仁尾町(現在の三豊市)で実験が行われましたが、期待したような成果は得られず、以降、日本では大規模太陽熱発電の実験は実施されていない。

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